never young beachの安部勇磨くんと初めて会った喫茶店での取材で、彼が「食べていいですか?」と言って注文したサンドイッチを本当にうまそうにむしゃむしゃと食べていたのを思い出す。その食べっぷりには気取ったところが本当にまったくなくて、なかば呆れながら笑って話を続けた。彼がしゃべってくれる音楽のこと、バンドのこと、毎日のこと、これまでのこと、これからのことと、今サンドイッチを食べてるって幸せが同一線上にあった。そんな人間が作る音楽はきっと信頼が置けるものだ。人を自然に笑わすかわいさ。“ネバヤン”とまるで友達みたいにだれかに紹介したくなる人なつこさ。自分で自分の直感を信じられるやんちゃさ。ロックンロールもブラックミュージックも歌謡曲も広く見ればぜんぶ音楽だし、シティも地元も海も山も広く見ればどこも日本でしょ、って言える、めちゃめちゃ良い意味でのぼんくらな肝っ玉。圧倒的な本数のライヴで磨かれたバンドのコンビネーションと、“(加山)雄三力”をさらに増した歌と言葉とメロディ。そのすべてが、ロマンチックと間抜けの間に確かに存在する未来に通じる開放感を素手でつかんで、街角に解き放つ。そんな“ネバヤン”から、早くもセカンド・アルバム『fam fam』が届いた。2015年から16年へと年を越した直後のライヴ(1月1日深夜、渋谷WWW)でもひときわ明るく光ってた「明るい未来」、そして「お別れの歌」「Motel」と、ライヴでもとっくにハイライトになってる曲がずらっと並んで、ファースト『YASHINOKI HOUSE』アナログ盤に追加収録されていた「Pink Jungle House」もめでたく収録。新曲もいい。道ばたでああだこうだとだべってるような親密さは相変わらずだけど、バンドの充実はもっともっと前のめりな気分を呼び込んでる。高田渡の「自転車にのって」カヴァーも堂々&ひょうひょうとしてて頼もしい。あれ、もしかして、ネバヤンってもはや高田渡の孫世代だったっけ? でも、この感じ、懐かしいって思い出すヒマもないくらい、あたらしくってドキドキするんだ。

松永良平(リズム&ペンシル)

デビューアルバム「YASHINOKI HOUSE」が、遂にカセットテープでのリリースが決定!
新曲「Pink Jungle House」を追加収録し、リマスタリング、曲順を再構築したアナログエディションからのマスター音源を使用した数量限定盤で、今回も買い逃し厳禁!!
若手インディーズバンドの作品でCD、アナログ、カセットが次々とリリースされるのは異例の事で、それだけこの作品が各フォーマットに形を変えても、そのサウンドは色褪せないエバーグリーンな輝きを放つ名盤である事を証明している。

細野晴臣を中心とした、はっぴいえんどやティン・パン・アレー周辺の70年代J-POPサウンドを現代にアップデートした、平均年齢23歳、結成から僅か 半年となる東京の若者5人組。昭和な純喫茶から漂う珈琲のにおい、春の訪れから夏休みまでのワクワク、真夏の蒸せ返るような暑さ、残暑から秋に移り変わる 哀愁など、様々な景色、におい、感情、日常が混じり合った独特な空気感、そしてユーモア溢れる歌詞がごく自然と流れていく全9曲。トリプルギターのアンサ ンブルが最高に気持ち良く、サイケデリックでエキゾチック、かつ極上のポップサウンドは彼等にしか成せないオリジナリティに溢れた傑作。またバンド主宰の 安部がバンド編成になる前に宅録で制作した自主制作盤(名盤)から3曲(M-4,5,9)を再びミックスし直し収録している。真夏の気怠さ全開の名曲『夏 がそうさせた』は必聴!
エンジニアには、Yogee New Wavesをはじめ、ペトロールズ、踊ってばかりの国、クリープハイプなどを手掛けるhmcの池田洋を迎え制作。リリース後は全国各地でのリリースツアーも開催。

never young beachの1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』が12inchアナログ盤として発売が決定!!!
6月に雷音レコードよりリリースし即完した『あまり行かない喫茶店で』アナログ7inch盤に続く、ネバヤンのアナログ第2弾です!2015年夏のマストアイテムとして店頭で軒並み大きな展開をして頂きいまだロングセールス中!
また、2015年前期の《全国CDショップ大賞》ノミネート作品に選出され、今年のインディーズ作品の中でも間違いなく代表的な作品となり得る本作が新曲を加え、再度ミックス作業を施し、年明け1月にアナログ12インチ盤としてリリースします。
新曲には既にライブでも好評の「Pink Jungle House」を収録した『YASHINOKI HOUSE』の完全版です!

5月13日に1stアルバム『YASHINOKI HOUSE』でデビューしたばかりの、never young beachが、本秀康主宰〈雷音レコード〉より7inchアナログ盤シングルをリリース。A面には『YASHINOKI HOUSE』からのシングルカット「あまり行かない喫茶店で」。B面には同じくアルバムから「散歩日和に布団がぱたぱたと」ですが、こちらは雷音レコード用にバンドセットで再録音したニューバージョンで収録。イラストはもちろん本秀康さん。ジャケットデザインは、はっぴいえんど〜細野晴臣周辺を手掛ける、岡田崇さんが担当。

本秀康からのコメント

never young beachは数ヶ月前にボーカルの安部くんから直接音源を手渡されて知った新人バンドです。聴いてみたら。。。最高でした!
雷音レコードを始めてからいい音楽に出会う機会は多いのですが、僕が普段聴いている音楽と完全に同じベクトルでいい音楽というのは始めてだったと思います。興奮しました。 バンドからは、気に入ったらアルバムに推薦文を書いてほしい、ということでしたが、 僕は「それもいいけど、雷音レコードから7inchシングル・カットしようよ!」とすぐ提案しました。それほど気に入ってしまったのです。 今回リリースする「あまり行かない喫茶店で」は、(メンバーに確認はしていませんが)僕の主観では『HOSONO HOUSE』+バッド・フィンガーです。 シンガーソングライターとパワーポップのありえないレベルの最高な融合!… ということで、はっぴいえんど~細野さん周辺のデザインを一手に引き受ける名匠、岡田崇さんにジャケットデザインをお願いしました。これも素晴らしいです! CDで聴いても最高なネバヤン、アナログで聴いたら更にコクが増すはず。 早く聴きたい!!!(本秀康)